相続に詳しい専門家を選ぶ際のポイント
1 相続のどの範囲を相談したいのか
相続にかかわる専門家としては、弁護士、税理士、司法書士、行政書士がいます。
法律に関することは弁護士、相続税に関することは税理士、登記に関することは司法書士・・といったように、内容に応じて専門とする範囲が異なります。
そのため、まずは特に気になる点を手がかりとして専門家に相談し、必要に応じ他分野の情報も得ながら、できるだけ早く、広く全体的な視点で相談を受けるのがよいでしょう。
2 相続の取り扱いの実績が豊富であるか
相続は、できるだけ豊富な取り扱い実績がある専門家に相談するのが望ましいでしょう。
相続においては、さまざまな調査や手続き、相続人間の協議や調停・訴訟、相続税の申告など、やることが多岐にわたり、時間の制約もあるので、スムーズに進めるのはなかなか難しいのです。
相続の取り扱い実績については、ホームページの記載を確認したり、問い合わせの際に確認したりするとよいでしょう。
また、初回相談の際に、できるだけ経緯や事実関係をまとめ、資料なども持参して、そのような事案の取り扱いがあるかなど具体的に質問するとよいでしょう。
3 手続きや費用についてわかりやすく説明してもらえるか
相続は、財産内容や関係者の意向などで、進め方が変わったり、派生して手続きをとる必要があったりということも少なくありません。
そのため、必要な手続きや費用についてわかりやすく説明してもらえるか、納得して方針を決めていけるかは、よくチェックするとよいでしょう。
4 担当者との相性がよいか
相続の手続きを進めるにあたっては、担当してくれる専門家やスタッフとの相性がよいかも大切です。
相続手続きにはある程度時間や労力がかかることも多く、必要書類を送るなどのやりとりや打合せも必要となります。
相続は、ご自身や家族にとって重要な局面であるため、親身になってもらえるか、安心して任せられるかは、とても重要なポイントといえます。